色々考えさせられた日

午前中は別府西小学校で開催された東部隣保館エリアの人権ふれあいフェスティバルに行ってきました。
オープニングセレモニーで、金管バンドが楽しい演奏をしてくれました。B(別府)K(金管)B(バンド)
BKB48だそうです。踊りあり、人気アニメ「ワンピース」の扮装ありで楽しませてくれました。


トークショーは、別府町出身のフリーライター角岡伸彦氏と神戸新聞東播支社編集部次長兼論説委員の
宮沢之祐(しゆう)氏が「次世代に何を伝えるか」というテーマで話されました。

二人とも人の話を聞いて、まとめて、伝えるという仕事なので、互いに聞き合う形でのトークショーでした。
様々なお話を聞きましたが、特に印象に残ったものを紹介します。

宮沢氏はマクドナルドのマークのような「M]と書かれた文字を見せ、どう見えるかを観客に聞かれました。
逆さまにすると「W」、反転させると「E」やその逆だと「3」に見えます。自分が立つ場所によって見え方が違うこと、色んな視点があり、立場があることを理解してほしいと話されました。

角岡氏は、「〜でも排除されない社会」を作りたいと言われました。障がいのある人と関わりの中で、彼らが障がいを「お笑い」にしていることが面白く、部落差別も笑い飛ばすようなものを見せたいと話されました。

障がいのある人が「SHOW−1グランプリ」というTV番組で、漫才やコントをしているとのことです。
12月9日20時放送だそうです。多分NHKだと思います。

午後からは明石市立図書館で開催された「明石不登校から考える会」に参加させて頂きました。
講師は上山和樹さんで、「治療から交渉へ」というテーマで話されました。


彼自身に不登校、ひきこもりの経験がありました。中2頃から学校に行こうとすると腹痛に苦しみ、
中3で全く行けなくなりました。現在43歳、その頃は不登校という言葉もなく、学校に行けないことは
ダメな人間だと自分を追い詰めていました。

何とか高校、大学を卒業したものの、20代後半からますます深刻になり引きこもりになり、自分は社会に
適応できない人間であると絶望し、母親に「僕は失敗作だからあきらめてくれ」と謝ったそうです。

「自分の話は誰にも通じない」という孤立感に苛まれた引きこもり状態の時に、ネットでアメリカ在住の犯罪被害者の女性と知り合い、ソウルメイトのように分かり合え、人に対する信頼感を取り戻したとのことでした。そして、様々な出会いの中で実体験を話す機会を頂いているとのことでした。

よく質問されるのが、不登校とひきこもりとニートの違いです。簡単にいうと管轄官庁が違うとのこと。
18歳までは文科省で教育の問題、18歳以降は厚労省で医療・福祉の問題とされ、連続性がないという
縦割り行政の弊害の話をされました。ニートは「所属」がないこと、大学に籍がある場合は「学生」です。

けれども、いったん企業に勤めてから通えなくなって何年もたつ場合は会社に籍があっても「ひきこもり」で
より深刻だと話されましたが、この概念はそれほど気にしなくてもよいとのことでした。

またひきこもりは疾病ではないけれど、ICFで生活ができないと判断されると障害者として社会保障の
対象になり、それが生きる手段であると考える人がいるという話もされました。

日本社会は新卒採用しか社会の入り口がなく、高校か大学あるいは専門学校卒業後の2回のチャンスで決まり、途中に脱落すると空白期間となり、それを履歴書に書くと採用してもらえることはほとんどありません。

超少子高齢化問題にも触れ、このような時代でひきこもりを経験した自分たちがこれからどう生きていくのかを考えなければならないと話されました。彼は障害者として生きることを選択していません。

本当にたくさんのことを話して下さいました。まだまだ書きたいことはありますが、この辺にしておきます。








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