思うがまま、思いどおりに

昨夕、突然の訃報に衝撃を受けました。

少し前、広報かこがわ9月号のことを

書いていましたが、その一人が

亡くなったのです。

http://blog.kitanimari.com/?eid=3601

 

その方は梅谷公子さん。認知症の方の

支援に携わる人なら、誰もが知る人です。

広報かこがわに掲載された写真です。

 

 

梅谷さんは阪神大震災後の東加古川復興住宅で

ボランティアの取りまとめとして活動されていた

頃からのお付き合い。今年1月の神戸新聞にも

掲載されました。

http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/201901/0011984516.shtml

 

グンと親しくなったのが、社会福祉士

取得のために一緒に通った佛教大学。

 

通信課程ですが、スクーリングが年間

30日以上、夏休みは6日間連続して

講義があるので、宿坊や学生向けの

ホテルで寝起きを共にしていました。

 

レポートも厳しく、1教科2単位取るために

2000文字の論文を書き、その翌月に試験を

受けるという、過酷なものでした。

 

当時は仕事と子育てをしながらでしたから、

必死でした。支えてくれたのは、一緒に通う

仲間。それを繋いでくれたのが梅谷さんです。

 

そんな苦労があったから、卒業式は

みんなで袴を着て、写真館で写真を

撮りました。これは20年前になります。

 

 

中央が梅谷さん、左端が私、私の後ろで

ほほ笑む女性は西村真理子さん、今年7月に

亡くなったばかりでした。同じ道を志した

大切な仲間の別れは本当に悲しいです。

 

梅谷さんは、昨日も朝から普通に仕事をして、

グループホームで利用者の方と一緒におやつを

食べて、突然隣の人にもたれかかるようにして

亡くなられたそうです。

 

あまりにも急な別れに驚き、嘆きましたが、

お通夜のご主人のご挨拶を聞き、会葬御礼と

梅谷さんが書いたコラムを読むと、梅谷さんの

思い通りの終わり方だったように思えるのです。

 

 

コラムの言葉を一部抜粋します。

「死とは来るべき時にくるもの」

「仕事をしながら朝起きたら死んでた、

それも幸せやと思いませんか?」

 

会葬御礼は、『「大好きだったホームで死にたい」

亡くなる時はこんな風と言われた通りに亡くなり

ました。最後まで、思うがまま、わがままに

自由に生ききりました・・・』

 

思うがままに生き、思い通りに亡くなられたと

思いたいです。本当にすごい人です。



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