小学生の作文に脱帽

加古川保護区保護司会の研修会に

出席しました。

 

このたび保護司になられた方は6人、

そのうち4人が出席、新任保護司として

挨拶されました。新任保護司の5人は

市議会議員です。

 

 

研修会講師は鈴木監察官、テーマは

「精神障害のある対象者の処遇について」。

 

 

保護観察の対象者は13類型あり、

最も多いのが覚せい剤事犯対象者。

増え続けているのが高齢対象者。

無職や精神障害等対象者も多いです。

 

精神障害のそれぞれの疾患の特性を

知り、グループワークで適切な支援の

方法を探りました。

 

頂いた資料の中に、社明運動の入賞

作文集がありました。

 

 

最優秀賞の小学生の作文は素晴らしいです。

少し要約して紹介しますね。

 

少年院の受刑者が作った製品を買いに行って

女性刑務官から聞いた話を作文にしています。

 

刑務官に、少年らが何故罪を犯すのかを聞くと、

「受刑者たちは皆、『お母さんに自分の方を

向いてほしかったから』と言います。」と

教えてくれたそうです。

 

続けて「彼らのお母さんがこどもを見るのは

いたずらをした時。こどもは自分を見てもらう

ために悪いことをするしかなかった。𠮟られる

のが嬉しかったそうですよ」と。

 

この答えに少女は衝撃を受け、犯罪者に対する

イメージが大きく変わったとしています。

 

受刑者は、自分勝手な母親の元で育ち、ずっと

心に不安を抱えて生きてきたのかもしれないと。

 

そして自分が学んだ作文の課題を思い出しました。

「自分だけの辞書を作るつもりで『安心』という

言葉を説明しましょう」という課題です。

 

少女が説明した『安心』は、「心配事や悩みが

ない穏やかな心の状態。信頼できる家族や友達が

いつでもそばにいるような気持ち」でした。

 

自分にとっては当たり前の環境こそが、こどもが

犯罪者にならないために必要なのではないか、

いつも自分を気に掛けてくれる人がいる、その

安心感があれば、悪いことなど考えないはずだ、

と綴っています。

 

そして、学校でいじめをする子も、家族や友達と

うまくいかず、心がもやもやしているのかもしれない、

だから少しでもその心に寄り添って、気持ちを理解

しようと思うようになった、と締め括っていました。

 

小学校6年生で受刑者の心の不安を知ったこと、

『安心』という言葉を見事に説明できていること、

こどもに安心できる環境を作ることの大切さと

自分ができることをしようと綴った作文に脱帽です。



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